昨日の夜ぎっくり腰になった奥さんの都合もあり、午後は数年ぶりに都幾川の玉川温泉に行ってきた。ここはかれこれ10数年前だっただろうか、ゴルフ場の温泉からスタートした変わった温泉だが、湯質の良さが評判で訪問したところだ。数年前に行った時もそうだったが、やはりpH10の炭酸泉、美肌と血行促進効果で女性に非常に人気のスポットとなってしまった。今日もまだ日曜日の13時なのに、ほぼ満杯状態。まあ、首都圏内なので、アクセスはいいが、景色や、風呂のデザイン、材質が特にいいわけでもない、なのに、これほど盛況なのは、やはり女性に人気だからだろう。最近音楽・ダンスなど芸能界は小遣いを親から脅し取る女子中学生に占領され、食、旅、そして温泉までも大人の女性に占領されつつある。今や気の弱いお父さんたちをメインユーザーとして大切にしてくれる業界は、この間食あたりしたこじんまりとした個人経営の居酒屋くらいか?いや、それまでも若いOLに占領されつつある、現に当たった時もそうだった。
その数年前の11日(月)
3連休三日目は先週に引き続きトレッキング。今日のターゲットは越生の大高取山トレッキングコース。先週はハードだっただけに、十分な知識と準備が必要と判断した。今週不十分だったので、シロも連れていける近くで安易な場所にした。コース自体は、予想通りのものだったが、里山に降りてみると、7世紀に建立された大宮寺付近は静かで豊かな畑が広がり、梅が咲き始めていた。中でも黄色い花のロウバイは、ほのかだけどしっかりした香りを放ち、里歩きを一層豊かなものにしてくれた。また、駐車場付近のうなぎ屋では、なぜか味噌カツが定番メニューになっていて、なかなかいける。そして、久しぶりの玉川温泉の湯質は今も変わることなく優しかった。トレッキングのスタートは駅前の法恩字から。このお寺の鐘突き堂はりっぱ。この辺りの寺社の透かし彫りはいいね。
さてこれから山道へ入っていく。この辺りはほんとに寺社が多いところだ。右写真は中腹の岩のある休憩場所。この山は杉一色だね。杉の根っこが通路に張り出していてたまに足首をひねりそうだ。
山頂からの眺め。右から、新宿、池袋、大宮の高層ビルが見える。右写真下りも杉の林のみだ。
下山し、里に入ると、虚空蔵、そしてこの大宮神社へと続く。ここはなんと7世紀に建立された神社であり、室町時代に児玉党により修復されている。正面を除く3面に掘られた透かし彫りは圧巻だ。これは貴重な文化財として守ってやなないと。妻沼の聖天さまと同等の価値がありそうだ。
里を歩くとふっと高貴な香り、よく見るとロウバイだ。長瀞には群生してるけど、やっぱり梅は数本がいい。桜じゃないんだから。そして、右写真は、越生で唯一営業していた役場近くのうなぎ屋さん。ここの名物は、味噌カツだった。豪華でうまかった。でも一番のごちそうは2枚の沢庵だったかな。
やっぱりトレッキングのしめは温泉になる。久々の玉川温泉の湯質は、最高だった。こんな時間でも駐車場はいっぱい。pH10以上で炭酸を多く含んだ湯なので、美人の湯として有名になった。こうなるともう女性の流れは止まらない。今後も女性の意思でここに来る人は減らないだろう。