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2021年7月月21-26日

大雪山系一周

               

 

 

 

 

 

21日(水  大雪山系一周旅行

 仕事も大方うまく進んだ。少し気分がいい。さーてこれから5日間の北海道旅行だ。今回は大雪山に登り。大雪山系一周しながら温泉や観光地を回る予定だ。奥さんは一足先に行って待ってる。少し疲れてはいたが、19時40発の成田発札幌行きに搭乗した。北海道に入ると機長より、霧のため最悪の場合は成田に戻るとのこと。こんなの初めてだ。もし、戻ったら明日の大雪山登山はなくなるから、何しに北海道に行くのかわかんなくなるよなー。でも、なんとか着陸に成功、一時間程度遅れたが、なんとか千歳に着いた。奥さんには駅に迎えに来てもらった。奥さんの実家に着くともう23時近くになっていた。軽く食事をし、お兄さんと話しているともう24時。明日ほんとに4時半に出発できんのかなぁ?

22日(木 

 ほんとに4:20に起こされ五時前に出発した。出発してからナビの目的地の話をすると、お互いに話が食い違う。原因は俺は旭岳ロープウェー、奥さんは黒だけロープウェーに行こうとしていることだ。これまでいったい何話してたんだ?でもホテルの関係から黒岳に予定を変更し、7時過ぎに乗り口に着いた。これからロープウェー、リフトと乗り継ぎ、山頂まで1時間半のきつい登山の開始。独特のきりっと軽い気候とアルプスに近い風景で素晴らしい登山を予感させた。しかし、リフトを降りると急登の岩や軽石がゴロゴロしている狭い道だった。これは以外にきつい。それでも1.5時間くらいで頂上に着いた。そして、頂上からのこの景色。山々はみな根雪を抱いて神秘的な色彩と形だ。こんな気色今まで見たことない。ここはほんとに日本か?久々に景色に感動した。やっと登山の疲れが取れはじめたころ、いやな予感がした。時間ははやいし、大カルデラの窪地があまりにも散策に気持ちよさそうだからだ。そして案の定、奥さんよりもっと先に進んでみようとのお言葉が・・・。結局雪渓を超え、御鉢と呼ばれる温泉と雪解け水の合流地、石狩川の源泉まで歩いていくことになった。でも来てよかった。この大カルデラも高山植物が多く咲き、素晴らしい大自然のパノラマだ。そして、北海道の大きな長所、人が少ないことが気持ちよさを倍増させる。御鉢で弁当を食べ、13時半にUターンした。結局、へとへとになりながら16時近くにロープウェーの乗り口にたどり着いた。そしてホテルへ向かうが、まだ明るい。思った通り奥さんに層雲峡の銀河の滝に行こうと言われた。もう反抗する元気もなかった。層雲峡のホテルの温泉は、四万温泉の湯質に硫黄を足して、アラアラしくした感じ。草津ほどではないが、まだこなれていない。湯は少し肌にヒリヒリとあたってくる。でも、これは効能抜群。翌朝は筋肉痛一つ残らなかった。層雲峡温泉も肉体疲労にはすごくいい。最後の写真は水着着用混浴露天風呂と内湯。

23日(金 

 さて、睡眠不足の登山から一転、きょうから二日間は、大雪山系を一周するとともに、温泉、観光で回る癒し系の旅行だ。まずは、糠平湖へ向かった。80km平均速度の一般道の北海道の中でも、層雲峡からの大雪の東側ルートは、信号もまれだ。糠平湖まで確か信号は一つもなかった気がする。糠平湖には、10時前に着いたが中村屋の入浴時間帯が14時からだったので、廃線となった士幌線の鉄道記念館や大雪自然博物館や湖畔の遊歩道にて時間をつぶし、そのあと、人気の露天風呂に入湯してきた。こちらの泉質は、無色、無臭の単純泉。何か効能あるのかなぁ、やっぱり人造湖の近くの歴史の浅い温泉だからなぁなんて思っていたら、入浴後汗が止まらない。これもちと変わった温泉だった。あまり手を入れてない自然と融合させているところもいい。入浴後は、次の温泉地、然別まで時間があるので、奥さんにナイタイ高原に連れていかれた。ここへ来るまでが面白い。高速で走っても走っても牧場が続く。まるで牧場団地だ。日本の乳業の4割くらいを占めてるんじゃないかっッて思うくらいの規模の大きさ。日本の自給について、少し安心できる。そして、今夜の宿泊地、然別湖温泉ホテル風水へ。こちらの泉質は、ほぼ層雲峡に近いが、こなれている。肌への刺激の少ない泉質だ。温泉にゆっくり入り、オショロコマがメインの食事をし、すばらしいたたずまいの然別湖畔を散歩する。北海道のこの時期のみに許される素晴らしい時間だった。

24日(土 

 早朝、風呂上りに湖畔の周りを歩いてみた。この湖畔の半分は、湖畔に道が通っていない。ボート小屋のおじさんの話だと、よくミンク(?)が出てくるらしい。かわいいリスは小道に出てきて挨拶をしてくれた。湖水の透明度は高く、昨晩食べたであろうオショロコマが群れて泳いでいた。なので朝食後はカヌーに乗ることにした。でも、予約制で一人5000円とのこと、やはり予約も満杯状態だたので、安上りな手漕ぎボートにした。でも、音のない湖面をスーッと走っていけるので、カヌーでなくても十分だ。なんとも魅力的な然別湖だった。そして、今度は温泉マニアの憧れ、然別峡の鹿の湯に向かった。多分直線距離は1kmもなさそうだが、ぐっと大回りで山を登っていく。そして、然別野営地の炊事場から入ったすぐその先、清流の側に鹿の湯はあった。美しい天然の温泉だ。しかも、10時頃だったせいか、なんと誰も入っていない。でも、その理由はすぐそのあと分かった。岩風呂の淵に立った途端、蚋なのかアブなのか、どっちにしろ大群がやってきて、タオルではたき落としても、つぎからつぎえと体や顔に泊まる。じっとしてたら?み切られる。でも、噛みつくまで時間がかかるらしく、なんとか服を脱いで温泉に首までつかり、難を逃れた。これでは、気持ちのいい温泉旅行とはほど遠い。数分後決心してお湯から出て、速攻で服を着てその場を離れた。泉質は、然別温泉とほぼ同じだ。でも、岩風呂の中はこけが生えているので、もっとずっと柔らかく感じる。普通の人が満足して入れるのは、虫がいなく、苔もあまりなく、湯の温度もそこそこ高く、ほんの短い期間に違いない。予定していた温泉は回ったので今度は大雪山系を北上し、富良野へ移動した。少し車の量は増したがそれでも70km位で走っていける。一時間半ほどで着くが、メロンやお土産を買ったりと、専属の運転手になった気分だ。そして、奥さんの好みのラベンダーなど色とりどりの草花の畑、風のガーデンへ。ここは、北海道中の若いカップルが集まったんじゃねーかっていうほどの混みようだった。やはり、こんなのを見ると瞬間若返りたくなるもんだ。ここで、若いカップル同様、ソフトクリームやケーキを食べて実家に戻った。そして、夕方18時からおばーちゃんの米寿のお祝い。近くの居酒屋だが、やっぱり魚は旨い。旅の疲れもあり、一人で酔っぱらってしまった。