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2024年7月19日

金具屋

               

 

 

 

 

 

19日(金) R292草津→志賀高原→渋温泉金具屋

 今週末も会社を昼に終わりにし、14時に帰宅し、荷物を積み込んで15時に、R292草津→渋温泉金具屋の旅に出た。先週に続きの長野県だが今度は関越、志賀高原回りだ。18時前に草津に到着。まずは良い温泉を探してみた所、さすが奥さん金曜日限定混浴露天風呂の賽の河原露天風呂を見つけた。これは、30年くらい前にきたところかなー。まあ混浴といっても水着あり、男性も浴着を着けるタイプなので、なにも楽しくはないが、カップルではゆっくり過ごせる風呂でリラックスできる。30年前とは男女別でそっけなく、風呂の下は砂利敷きだったので、だいぶ変わったように感じた。流石にまだ金曜の18じだったせいか、比較的人もこんでいなく、ゆっくり過ごすことができた。お次は駅前の食堂にて定食で腹ごしらえ。ついでに湯畑に近かったので夜の湯畑散歩に出かけた。この辺りは昔と違い綺麗になり、ライトアップは見事。芸術的だった。そのせいか若いカップルの比率もだいぶ上がってきたように感じる。まあ、この湯畑は確かに綺麗だよな。でも、昔のように気軽に車中泊できるところは少なくなり、車中泊好きには厳しい地域となった。しかたなく道の駅泊まったが、関東は35度以上のうだるような暑さだが、流石ここは高地だけあって、網窓にして寝たが朝は少し寒く薄い毛布が丁度よかった。蚊もいない。

20日(土) R292草津→志賀高原→渋温泉金具屋

 最高の寝心地だった。4時前には目が覚め、ウィークデーの疲れが吹き飛んだ感じだ。なので、珈琲を沸かし、朝食を食べ出発することにした。R292はほとんど車がなく最高のドライブだった。途中湯釜の手前では火山性ガスで植物が枯れた山並みが朝日に照らされ日本では見たことない幻想的な景色となっていた。湯釜からの稜線の景色も最高だ。まずは熊の湯近くの国道わきの登山口から志賀山→裏志賀→47ヶ池→大沼池のコースを選択し、出発した。さすが、志賀高原の自然は手つかずなのヨーロッパ風なので最高だった。クマ出没の看板がいたるところであったのには気になるが、進んでいった。裏志賀山頂で涼んでいると、辺りの景色が素早く白く変わって行った。アットゆうまにキリに覆われ大雨が降り出した。汗だくの状態に冷たい雨はきつい、体温がぐっと下がっているのを感じながら、四十七ヶ池までくだり、東屋によると、そこで雨宿りしていたカップルの女性が100均の合羽をくれた。やはり山では助け合うのが当たり前になってんだね。俺まだ助けたことないけど。大沼池はあきらめて車に戻った。満足できない奥さんは次の目的地志賀高原道の駅から瓢箪池を回るルートを提案してきた。まあ、まだたっぷり時間あるしと思ったのが悲劇の始まりだった。今度は散策コースなので、カジュアルシューズであるいていると雨がまた降り始めた。ここでまたもや合羽を持ってくるのを二人とも忘れ、少し慌てた。これで判断が鈍ったか、曲がる道を見つけられず道に迷った。おまけに携帯の電波が届かないので現在位置もわからない。結局道の駅から一番遠いところに来てしまった。あるはずだったバス停もなく、しかたなく焦って歩いてきた道を再度引き返すことになった。これにはメンタル折られた。変わりやすい山の気候をついさっき経験したばかりなのに天気予報を信じ、再度風邪ひき寸前のところまでいった。気を取り直し、素晴らしく豪勢な道の駅でシャワーを浴び、渋温泉に向う。もう着るものがないので途中コインランドリーで選択してから金具屋に15時ぴったしに到着。ここは貸し切り5,共同3の風呂があり、貸し切りは予約制でないので、速いもん勝ち。なので、荷を下ろすとすぐに貸し切り巡りをスタートした。たった一時間ちょいの間に5つすべての風呂に入ってきた。名前は忘れたが、岩風呂、富士山風呂、石とヒノキの折中風呂、石風呂、ヒノキぶろだった。登山の疲れもあるのでこの蛮行は疲れが溜まった。そして、17時半からは9代目によるこの歴史的建造物の紹介ツアーだ。これを聞くと聞かないでは楽しみが大きく変わる。昭和の始め80名の宮大工が遊びごごろ満載に建てたこの4階建ては、柱のないトラスト構造の130畳の舞台&宴会場、各部屋を家に見立てた玄関つき各部屋異なるデザイン、参道に見立てた売店売り場、階段の豪勢で富士山などに見立てた窓枠など、宮大工たちが楽しみながら、しかも品を保って建造したのが目に浮かぶ。ツアーからすぐに夕食だが、130畳での夕食は景色、蝉の声、料理ともに見事だった。夕食後には、共同風呂になる鎌倉風呂、壁に山の動く夕日が繁栄される露天風呂、そして翌朝にはステンドグラスづくしの浪漫風呂とすべての風呂を堪能し、さらに朝食後には渋温泉の共同風呂まで入ってきた。

21日(日) R292草津→志賀高原→渋温泉金具屋

 最終日、うまいとろろ麦飯とあっさりとした朝食を済ませ、今日は何しようかとなったが、奥さんに昨日朝唯一散策コースで行けなかった大沼池トレッキングを提案すると案の定すぐ乗ってきた。今日もトレッキングかー。温泉宿泊含めリラックスしに来たんじゃないことは確かな連休だ。でも美しい大沼池の景色と緩い二時間コースのさわやかなトレッキングで最後はひどい目に会わずにすんだ。何とか12時に出発し途中3Qカットでさっぱりし、17時過ぎに帰宅し、ぐったり。