8日(日) ニンビン街中散歩
先週のナムディンに続き、今週はニンビンの街中散歩に行ってきた。疲れていたのかも知れないけど、今日はあまりいい日ではなかったようだ。まずはフーリー駅で切符を買ったが、ニンビン行きのはずが、ナムディン行きとなっていた。出発2分前だったが、係員にこのことを言うと、改札まで連れて行かれ、残りの分を発券し、何とか座席指定も同じ車両で取れた。しかし、こんな時間でもベトナム人は決して慌てない、乗り遅れたとしてもなんの罰則もないし、すまないと思う気持ちもないからだろうか。今度も木の座席でひとり掛け分を二人で分け合うが、隣のオニーチャンは、兎に角咳が酷い。食べてるゆで卵は飛んでくるし最悪だ。そのうち、後ろの座席では女の子が吐き、口の周りをゲロだらけにして、洗面所に歩いていった。車内販売は再三通過するが、ひとの足が通路にあろうが強引に入ってくる。今回は足を挟まれた。ニンビン駅は渋い趣だ。なお、フーリーのあるハーナム、ナムディン、ニンビンは昔同じ省であり、ハーナムニンという名前だったとの事。この話は面白いね。
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駅から右に歩いていくとこの美しい公園がある。大きな河川の川岸にあるので、景色もいい。歴史的にも重要な戦略上の要所であったに違いない。大きな自然木の多い公園の中央道を抜けると、こんな素敵なお寺があった。
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このあたりは、北部最大のホン側の支流と、ビンフック国立公園あたりからの綺麗な流れが合流する場所だ。
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ここを北上し国道1号(ハノイーホーチミン)沿いを歩いていくと、路地にスタジアムが見えた。近寄ってみてみると大きなサッカースタジアムだ。この街にこんなに大きなのがあったなんてしらなかった。無理して作ったのかなー?でもベトナムでのサッカーは唯一無二のものだから、みんな見に来るのかもね。
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そして、更に歩くと、左側に石灰質の直立な山々を背に、ホアルーへの城門が綺麗に川面に浮かんでいた。ここは教育しせつだったとかなんとか。カップルの多いいい公園だった。あの城門まで歩いてみると、これは最近建設したものだった。本物はこの先5km程。暑い中、こんなところまで来るんじゃなかった。最悪だー。
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三時間程度歩いたところでこの街の名物、山羊料理の店へ。最近は好物にもなってきた、山羊の血ゼリーと肉のペーパーライス巻きを注文した。大通りに面していたわりには旨い料理だった。でも、これが本日の最悪状況へのきっかけだった。
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駅のすぐ後ろ東側にも大きな石灰岩の山があり、この隅に大きな煙突がたっていた。観光地かも知れないと一葉行って見たが、
ただの工場だった。発電所か何かじゃないかな。さて、これで今日の散歩は終了。乗り合いの中型バスに乗り込むため、国道一号に戻り少し時間はかかったが、バスに乗れた。始めは空いていたが、兎に角途中乗車が多く、補助いすはもちろん、床に仮のいすを持ち出すなどして満員状態だった。この時だった、急に腹が痛み出す。山羊の血ゼリーのせいだとはすぐにわかった。ぼられながらも払った70ギンを捨て、慌てて他の客の不満を聞きながら、最後部の席から、出口まで掻き分けるように移動し、下車した。どこだかわからなかったが、雑貨屋があったので、トイレに駆け込んだ。これだけでは収まらず、トイレを貸してくれない人も多かったので、二回位は道端だ。結局タクシーを呼び、フーリー駅に戻ったが、今度は止めておいた自転車がない。話は通じないし、だれも対応しようとしない。結局自転車を駅構内から出すのに15分ほどかかった。疲れた。少しベトナムが嫌いになった。