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日記2023年5月

               

 

今月の一枚

フランス旅行

スリランカのイスラム教徒のテロから始まり、大型連休の海外旅行は3,4回延期してきた。今年はやっとフランス旅行に行けることになった。4月26日出発の5月6日帰国で、なんと11日の旅行日程となった。これいは南米の時より日数多いんじゃないかな。やはりフランスの文化は深かった。もう、時間帯によっては地下鉄の乗客は7−8割は黒人になるが、大方の人はエチケットを身につけ子供、老人、外国人に親切だ。パリの歴史と文化がそこに住む人の文化を作り上げている。それにしても地方は完璧た。長い歴史のなかで、農業を中心とする環境と景観をが大切にされ、それがしっかりと実行されている。やはり、フランスの特徴は地方にある。

 

4月26日(水) フランス旅行出発日

 今日は、蒲田のホテルから羽田の国際空港に移動し1040のフライトだが、プライオリティーラウンジが使えるため、早めに行き、朝飯をそこで食べた。やはり日本のラウンジは、食材、酒の質、従業員の対応がいい。不快な思いをしないで旅の出発ができる。でも、朝なので日本酒からスタートしたが、やはり後半はウィスキーになってしまう。これから始まるワインとこってり料理の旅の初日からこんな調子では痛風がまた再発するのではとの不安がよぎる。フライトは、ウクライナ紛争による回避で15時間くらい。この間じっとしてなきゃならないが、養鶏状態だ。機内食は選択して食べよう。行きはアラスカ経由なので日出とともに、流氷が見える。これは旅気分満載の画像だ。体の筋肉が固まった状態でドゴール空港に到着。少し乗車場所を探すのに苦労したが、空港なのですぐにウーバーがつかまり、約40分で宿泊先のピュートーに到着。ここは、ブルゴーニュの森の西側にある古いパリらしいアパートが並ぶ閑静な住宅街で高級住宅街とのこと。車から降りるとすでにパリの魅力に包まれる。これだから特に女子はパリに行きたがるんだろーね。駅に3分くらいの距離にこういったアパートの宿泊先があり、ここを4泊で予約。キッチンもついているので、珍しい食材を買って調理することもできるし、ホテルよりずっと広くで静かなところがいい。しらばらくしてオーナーが来て部屋の説明をして、その後、地下鉄、トラム、鉄道の切符の飼い方を駅まで行って実技で教えてくれた。購入機器の古さ、反応の鈍さ、誤動作の多さ、確かにこりゃ初めての日本人には到底手を出せるようなもんじゃない。奥さんならまだしも、俺じゃ到底切符買えない。後で分かったが、特に地下鉄は機器だけでなく、インフラ、構造物、表示もすべて古いので普通の日本には相当ストレスがたまるんじゃないかな。来年のオリンピックはどうすんだろ。でも、工事も特にしてないからそのままなんだろーな。夜は近くのスーパーに買い物に行き、ワイン、パテ、チーズ、生ハム、パンなどパリらしいものを買い込み食事。これだけでかなりパリを感じることはできる。

4月27日(木) フランス旅行-ベルサイユ宮殿、オルセー美術館

 部屋は5階だが、朝起きると小鳥の鳴き声があちこちから聞こえてくる。パリの小鳥の鳴き声は芸術的だ、シャンソンを歌っているかのようだ。そして、昼も鳴いている。やはり緑が多いので鳥の生活環境が豊かなせいだろう。昨日買いこんだ食材で朝食とし、まずはパリ中心部から南西に20キロほどのベルサイユ宮殿に向った。近くのピュートー駅から電車で30分ほどだ。駅から宮殿に向かって歩いても15分くらいで入り口に行ける、朝早ければこのあたりのノートルダム寺院付近でやる朝市に寄るのもいいかもね。入り口のかなり手前から入り口への垂直道路、そしてその両端の鋭角的な幅広道路から宮殿は見通すことができる。巨大な宮殿だ。ルイ16世関連の展示物が主に1階に展示され、そして二階には一つの見どころとなる天井に宗教画が描かれ、多くの装飾品が飾られる回廊が続く。これは見ものだ。みんな見とれて首が動きにくそうになっている。これほど豪華なものは見たことがない。宮殿からでると有名が庭園が別料金で入場できるが、これをやめて帰る人はあまりいないだろう。有名ではあるが、これだけの植物をそなえ、途轍もなく広い庭園が幾何学模様に整備されている。後で確認したら、この日の徒歩距離は10キロを超えていた。この庭園がその大半だと思う。ルーブルを後に駅に戻り、再度電車と地下鉄にてパリ中心部のオルセー美術館に向った。この時使った地下鉄はガラガラで、腕っぷしの強そうな黒人とちょっと悪そうな白人のペアが座ったので、いつ脅されるかとビクビクしながら乗車していたが、地下で電波が入らなく、しかも駅表示も見にくいため、一駅乗り越してしまった。やはり、地下鉄は怖い。オルセーに入る前に正面にあるカフェで軽い昼食としたが、一人30?程度、途轍もなく高い。酷いインフレだ。パリも春休みだったせいか、オルセーは混んでいた。でも、市内の博物館など観光ポイントの共通券があったのでこれで優先入場ができたので大助かり。この人での多さは翌日も同様だった。オルセーは、印象派の絵画作品を多く展示する美術館で名作を淡々と展示してあるので、見ていて心地の良い美術館だった。名作が手に触れられる位の感じで見れるのがいい。オルセーの後は歩いてサンジェルマン教会に入り、清らかな空気に触れた。夜は宿泊先アパートの近くのフレンチレストラン Saperlipopette にてディナー。ここは、内装、音楽、調理に新しい感覚を取り入れているようで、気軽に旨いワインと食事を楽しむことができる。

4月28日(金) フランス旅行-サントシャペル、ノートルダム寺院、オペラ座、ルーブル美術館

 今日は旅の山場、共通券は三日間なので、名所を詰め込んだようだ。まずは、圧倒的なステンドグラスを誇るサントシャペル、芸術的な教会だ。また尖塔は鉄製で攻撃的な造形となっている。そして、続きのコンシェルジュリーに行った。ここはマリーアントワネットが処刑されるまで幽閉された裁判所でもある場所で、彼女がミサをした部屋や女性達が散歩を許された中庭などが保存されている。やはり、中世までのヨーロッパはこういったキナ臭い場所が多いし、また陰鬱な感じがそれによく似合う。そして、火災による修理中だがヨーロッパ最大級のノートルダム寺院。ここは中に入れないため、景観のいい場所にまるで花火見学のようにベンチが作られていた。お次はメトロに乗りオペラ座で行った。昼食はこの近くのデパートでトリフ専門店に行き、トリフサラダを食べてきた。オペラ座だが、ここはパリの宮廷文化の権化と言っていい。ここは、ぜひ来るべき場所だと思う。建築物の素晴らしさと、なんといっても内装の豪華絢爛さ、そしてその芸術性は各名所の中で飛びぬけている。ここでクラシックなドレスを来て、内装を背景に写真を撮るのが最近の若い女性の流行りらしい。そして、またメトロにてルーブル美術館。ここは時間予約でしか入場できないが、それでも入場の行列は半端じゃない。勿論共通券の優遇もない。日当たりのいい暑い場所で、多分1時間は並んだんじゃないだろうか。やっと入場できても、それぞれ一つずつが十分大きな一つの博物館クラスの棟で、3棟で迷路のように構成されている。当日は21時まで開館だが、16時近くに入場したため、すべてを見れる量ではない。そうでなくても、いくつも回り疲れている。なので、超有名展示物巡りとすることにした。それでもやはり限度は3時間。出口をでるときはぐったりした状態だ。オリエンテ-リングをしてきたようだった。口数少なく帰宅し、冷蔵庫にあるもので食事し、就寝。

 

4月29日(土) フランス旅行-モンシャンミッシェル弾丸ツアー

 今日は、日本人ガイドが案内するツアーだ。30人前後の参加者で大型バスチャーターなのでゆったりとしたバスツアーだ。でも、ダイヤモンド駅付近に7時集合なので、念のため5時起きでトラム、地下鉄と乗り継いでやってきた。やはり、参加者は、新婚前後と定年前後の二種類で構成されるのでお互いの干渉もなく静かなバス内だが、ガイドさんは、フランス人と結婚している日本人だ。バス内も常に案内しているわけではないので、こちらに回ってきたときに、自由について議論した。日本には年一回位帰るようだが、最近の日本について相当心配しているとの事だった。やっぱり、外からの目って、客観的で良いんだよね。しかし、パリのアパートメントの景観はどこも絵になる。聞けば、洗濯物を窓から干すことは禁止され、アパートを建設するときに、色は統一しなければならないが、隣と同じデザインの窓の手すりにすることは禁止されているようだ。以外に細かい規制があるんだね。パリを出るとすぐに美しい農場風景に切り替わり、目的地までこの景色が続く。行きは4時間弱の工程にノルマンディーの綺麗な田舎村に寄った。長い年月で保護されている環境と景観、そしてそこに実際に生活している農家の人達。美し過ぎて言葉が出ない。やはり、地方がフランスの中心なんだ。フランス人の価値観なんだ。自分の考えを主張できるし、うまく連携も取れている。だから、環境も景観も素晴らしい。ここいらあたりが自由社会の理想レベルなのかもしれないね。このでの、パンもシードルも昔の香りがして、凄く旨かった。そこから1.5時間、ノルマンディー海岸に到着。ノルマンディーってのは、北欧から侵略してきたバイキングの領土って意味だったんだね。モンサンミッシェル自体は、やはり厳島神社同様、周りが海水の状態が一番きれいだ。だが、それは夜間になるので、昼の景観は今一つ。だた、牢獄にも使用されたように、歩こうもんなら海砂に埋まってしまい、脱獄不可能な小さな島に、これほどの大きな建造物を作り維持してきたことは感心させられる。完成に約300年罹ったんだって。教会にそんな執念があるなんて凄いね。そば粉を生地にしたタコス風の食べ物はうまかった。パリに戻るともう21時だ。でもまだまだ日没じゃない微妙な時間帯のエッフェル塔。

4月30日(日) フランス旅行-ローランギャロス、ムール貝バケツ昼食、ツールスへ移動

 今日は、まずローランギャロスにトラム、地下鉄、バスを使って向った。ここは交通の便は決して良くない場所だ。しかし、バスに乗ってローランギャロスまでの道のりはやっぱり、典型的なパリらしい建造物(比較的左右対称のビル、マロニエ並木、そして、歩道を大きく占領するカフェの屋外席)だ。テニスコートには入れないが、植物園の中にあるマチューコートは外から覗けるし、他のコートも柵越しになるが見れ、フレンチオープンに向け赤土コートの整備中だった。残念ながら、センターコート、スザンヌランランは建物を外から眺めるだけ。しかし、気候的にも日陰はひんやりとキリっとしたヨーロッパらしい空気の中で開催される大会は最高のスポーツ環境だ。ここでプレーしてみい。一度帰宅し、トランクを持ち、ツールスから戻った時のホテルアビリオンにトランクを預けに行ったが、地下鉄にはエレベーターもエスカレータもない場所が数多い。ホテルは中心街だが、こうゆう地下鉄事情なので、トランクの運搬には大きなストレスがかかる。ちょっと頑張り過ぎ、体調を崩してしまった。トランクを預けた後は、ムール貝をバケツで出す事で有名なレストランにて食事。形式上ワインを飲んだが、体調が悪いのか、時間の余裕がなかったためか、旨く感じなかった。やはりワインは優雅で繊細な飲み物なんだ。食事後はTGVにてロワール地方の観光の街ツールスに移動した。TGVは揺れもなく優雅に走り快適だったが、このあたりから発熱したようだ。ヒルトンホテルに到着する徒歩行程で迷ったためか、完全にアウト、すぐに夕食も食べずにベットにもぐりこんだ。

 

5月1日(月) フランス旅行-ロワール城巡りツアー

 朝起きると意外に熱も下がり、気分もすっきりだ。だが、声は枯れてるし、鼻は詰まってる。でも、快方には向ってる。予定通り、3つの城をめぐるツアーに参加することにした。待ち合わせ場所に行くと、待っているのは俺たちだけ、そこにワゴン車が来たのでラッキーと思いきや、途中のアンボアースで後6人乗るとの事。この車にそんなに乗れんのかと一気に気分悪くなったが、後6人乗ってもそれほど窮屈ではない。二人は白人の老夫婦(後で有名なテニスプレーヤーと気化された)と中国系アメリカ人の男1(カリフォルニア大),女3人のグループだった。ここでも自由について話を持ち掛けてみたがあまり話の進展はない。この話題は少し難しいなー。それにしてもノルマンディー同様やはり地方は環境と景観を重要視しており、なにもしなくても、美しいロワールはゆったりと自由に流れていた。お城は10キロ程度づつ離れ、順にブロア、シャンポール、シュエルニーと回った。DC300−700のゲルマン民族大移動により、王政も流動的だったフランスだが、この地のお城を拠点にまずは南部で王政をひき、パリのルイ16世へと王室を継続していった。13世紀からの王様のお城がここだ。ブロア城には当時の宝飾品がかなり多く残っている、また各時代の建築形式が並立したお城だ。シャンポール場は入り口からお城までが数キロある広ーい、ベルサイユ宮殿に似たお城だ。シュエルニーは、実際の貴族の生活感が伝わってくるように工夫された展示物となっている。猟犬も100匹程度飼っていて猟もしているとの事だ。王の成り立ちが少し理解できるような3城の見学コースだった。見学中少し休憩していると、盛大なお囃子と音楽が聞こえてくる、何かと思ったらメーデーだ。フランス人のデモはみんな楽しそうに歩いている。でも、帰り際、いくつかの商店では、ウィンドーが割られていたし、ホテルのロビーのガラスも割られていた。自由だねー。ホテルに戻り近くの地元の人が多くいきそうなフレンチレストランを探し、行ってみた。やはり、ロワールワインは旨いし、料理もいい。途中フランス人カップルが隣にすわり、何かこちらを窺っているような気配がしていたが、疲れもあり話しかけはしなかった。会計をすまそうと、教わった通り、人差し指をあげてウエイトレスを呼ぼうとしたが、なかなか気づかない(パリでもフランクフルトでもそうだが、チップをもらえそうな客には担当制のウェイトレスをつけるのかも、だから別の人じゃ反応しにくい)、隣のフランス人が俺が人差し指を振るタイミングで「すいませーん」と言って一緒に読んでくれた。聞けば二年横浜にいたそうだ。その人のひょうきんな顔とずっとこうゆうチャンスを窺っていたんだろーなと思うと、笑いが止まらなかった。でも、会計したので残念ながらあまり話もできずにレストランを後にした。

5月2日(火) フランス旅行-ロワールケーブワイン見学ツアー

 今日も、朝は熱もなく調子がいいようだ。あまりつかれなければ発熱しなさそうだ。そんなわけで、予約した置いた英語圏対象のケーブワイン見学会に参加するため、ツールスから電車で20分程度のやはり城下町であるアンボアーズに向った。まずは、駅から15分くらい歩き、街の名所のアンボアーズ城を見学した。そして、更に15分ほどロアール川沿いを歩き、ケーブワイナリーに到着した。ここは、洞窟に1800年代からのワインを貯蔵しているとの事だ。洞窟でワイン製造の蘊蓄などを説明し、洞窟内のバーで50t程度の白ワイン3杯、赤ワイン1杯を試飲させてくれる。ロワールワインの特徴は、やはり澄んだ、キリっとした味と上品な香りだ。これをバーの店員が参加者との掛け合いで楽しませてくれる。48名との参加とのことだが、一組のイギリス人と俺たち以外はすべてアメリカ人だった。外見では何人かわからなかったが。そりゃそうだよな。試飲後は重くなるのでここではボトルを買わなかったが、これは大きなミスだった。当然だが、パリではこうゆうワインを見つけることができんかった。試飲後はアンボアース駅からパリに快速(約二時間)で戻ったが、ここでも奥さんは簡単に切符を買っていた。快速でも1,2等などの違いがあるので、俺には買えねーだろーな。パリにしろ、地方駅にしろ、フランクフルトの地下鉄にしろ、女性って海外ではホントに行動能力が高いよなー。空いており、快適無事にパリに戻り、アルビオンホテルに到着した。到着後は、初めて俺の選択でお店に入ったが、まずトルコ料理店では酒はまずかったし、注文を間違って聞いていた。なので、一皿づつでお店を出て、今度はヨルダン料理のお店に入ったが、ここもいまいち。やっぱり俺が店選んじゃだめなんだと納得した。

5月3日(水) フランス旅行-凱旋門、モンマルトル、ヴォージュ広場、Alleudiumレストラン

 今日はゆったりとした買い物と散策の日だ。まずは定番の凱旋門に行き、その大きさと彫刻に感心し、そのままシャンゼリーゼに歩きだすが、10時は過ぎていたがまだ朝(この時期日の出は7時少し前、日没は21時過ぎ)のためか、閉まっている店も多い。何とかお土産等は買ったが奥さんはバッグも、財布も買わなかった(少しほっとする、通関書類が面倒なのであとでフランクフルト空港の免税店にすると言っていた)。俺はなんか変だがシャンゼリゼ通りをちょっと入った路地のスーパーで高くないワインを購入した。でもその日のうちに栓を抜いてしまった。一度ホテルに戻り、今度はモンマルトルの岡へ。ここは確かに絵描きが多い、でもその多くは観光客の似顔絵で稼ぐ人だ。でも、自分の作品も近くに展示している。免許がないとこの仕事はできないようだ。岡のてっぺんにはやはりりっぱなサンピエール協会があり、1Fは無料で入り、見学できる。高いところが少ないフランスなので、パリの絵描きにはいいロケーションだったのかもね。続いて地下鉄を乗り継ぎ、パリ一番に美しいと言われるヴォージュ広場へ。確かに若者のカップルの多い公園だ。芝の上に横になっていい雰囲気になたり、ワインの回し飲みをしたりしてる。周りがアパートメントで囲われているので、風がさえぎられていいのかもね。ここも撤収して、ケーキを買い、ホテルに戻った。この日は半分あきらめてフレンチレストランを探したが、予約制のちょっとめんどくさいお店を見つけ、4.9の評価点につられて予約しておいた。20時スタートの店なので、20時に行ってみたが、20分頃までには予約客で一杯になった。ここはとにかくうまい。料理に失敗がなく、しかも寛容さがあるような食べ物だった。食材の香りがソースの香りに盛られて強く香る料理だった。会計後、シェフが挨拶に来るというので待っていると、シェフはなんと日本人だった。こんなところでも日本人って頑張っているんだねー。

5月4日(木) フランス旅行-フランクフルトへ出発

 今日はまた若干発熱しているようだ。でも、元気良く7時には起き、ホテル近くを散歩していると、すぐ近くにスーパーがあった。玄関閉まってたので残念と思い散歩を続けると、なんとビルの反対側のスーパーの入り口は空いている。さすがパリ。両方開けとけよ。ここで、朝飯を買い込みお土産用のワインも購入。そのあとは、昨日のワイン飲みながら朝食していると、なんとチェックアウト近くまで寝てしまった。慌ててパリ東駅までまた思いトランクをかかえて移動し、予約していたTGVでフランクフルトに向った。愛おしきパリよ、さらば。パリを中心に北西、南、今回は東に向かって電車で出たが、どの方向でもパリを抜ければ、広大な平地、豊かな緑に覆われた農場となっている。景色を汚すみすぼらしい工場もないし、無残な廃棄物処理用の掘削地も見えない。やっぱり、環境と景観を大切にしている。それにしても、農場にそそり立つ風力発電はいつ見ても止まっている、風の吹く季節ではないからか、景観を犠牲にしてまでホントに役立つものなんだろーか。17時半にはフランクフルトに着いた。ドイツの金融の中心地だ。世界的投資銀行は18世紀初頭ここから巣立っていった。それにしては、こじんまりとした街だが、商業施設はしっかりしている。でも、この町は病んでいるようだ。駅前とそこから続く駅前通りには多くの不良者がたむろしている。ここは、夜はちょっと怖くて歩けない。これは、政治が大きく関係していると思う。チンドン屋軍団の小政党が乱立し、国民のための政党は、マスコミに強烈に叩かれる。フランスで、ルペンが勢力を拡大しているのと、大きな違いがある。なので、すぐにフレミングスホテルに入ったが、Wifiも翌朝の朝食も何も教えてくれない。そこで、フロントに聞きにいくと、優しそうなドイツ人が丁寧に説明してくる。どんなシステムのhotelなんだ?聞いてもいないのに、ホテル内の無料サウナのことや、行くべきレストラン、帰りのライン川沿いの散歩道の歩き方など。この国は対面コミュニケーションを大切にするのかな。まずは、サウナだ。食事前の18時なので、少し混んでるかなと思ったが、誰もいない。プライベートにしては大きすぎる施設だ。でも、気持ちよく使いさっぱりしてサウナをでると、丁度若い美男美女がすれ違い、サウナに入って行った。さすがに俺も戻って入るわけにはいかないので、おとなしく部屋に戻った。フランス旅行の大きなミスの2つ目だった。翌朝、朝食でまたあった時はまたその悔しさがこみあげてきた。しかし、ドイツはなんといってもビールとソーセージ(古いか)、なので、ロビーで聞いた情報をもとに、そのコースのまま、商店街を歩き、川沿いを歩き、教会を見て、ビアホールに入った。ドイツは初めてだが、想像したとおりのビールとソーセージとキャベツの塩漬けだ。満足。帰りはちょっと危険を感じたが地下鉄を使って無賃乗車で帰れた。だって切符買うとこないんだもんなー。

5月5日(金) フランス旅行-フランクフルト空港-羽田

 やっと旅の終わる日だ。やはり石、ワイン、チーズ、自由、パンの文化の国、正直疲れて熱も出た。でも興味深い国だ。また今度は最低一か月位は住んでいろいろな人とゆっくり飲みながら話したり、テニスをしたい。まあ、あと数年は我慢かな。午前は再度旧市街を中心に3時間ほど散歩をし、空港に向かった。しかしここはなぜか、出国検査と手荷物検査が離れた場所にあり、プライオリティーラウンジはその間にある。どうゆう思想なんだ?しかも、両方とも相当な混雑で、出国審査ではドイツ人の若もんにいちゃもんつけられるし、ラウンジではやる気のない性格悪そーなおばさんがわざとゆっくり仕事する。ほんとに病んだ国だ。免税店もろくなもんしか置いてないらしい(少しほっとした)。まあ、ドイツだからゆるせるが。帰りも機内で15時間近く。寝ては覚めを10回くらいは繰り返した。やっぱりきつい。やはり乗り継ぎながらの旅がいい。成田に着くとその湿気の多さにびっくりした。

 

5月14日(土) 

 長い旅行から帰国し、一週間をフルに働いた。目も頭も疲労で一杯だった。でも、体は慣らさなきゃいけない。午後からのスマッシュは雨で中止になったが、小雨だったので、奥さんとアリーナで二時間テニス。やはり、相当腕は落ちている。特にボレーが酷かった。おまけに少し動くと息切れだ。明日は行田のシングル大会で相当走らなきゃならないのに心配だなーって思っていたら、ゆきのから連絡あり、家に来るという。かわいいはるきが来るのでうれしいが、来てみたらやっぱりパワーアップしている。ゆきのはフラン土産のワインで酔っているので、はるきの対応は大変だった。なんとか夜は頑張ったがゆきのたちは泊まることになった。明日は試合なんだけどなーという心配はあったが、更に大変なことに。

5月15日(日) 

 ピザであたった奥さんが夜中に起きだし、もどしたりと一騒動。そして、はるきとしゅうは疲れと睡眠不足で眠い俺を5時過ぎに起こしに二階にあがってきた。おかげで頭が朦朧としたままアリーナに向った。さて、試合開始だが、ただでさえ調子悪いのに睡眠不足なので、まあ一般の大会なので、ゆっくりやろうと思っていた。でも、試合が始まると調子悪いのに運が良くてポイントが取れる。おかげで予選リーグは29歳の若者と、k松さんに二勝。1位トーナメントでは、なんとy崎さんに勝っちゃった。そして、準決勝は変則予選リーグで勝った若者。今度は完全に覚醒したいたし、俺も4戦目なのでついていけなかった。あっさりと敗戦だ。でも、若い時でさえ4強に入れなかった行田の会長杯なので、62歳で初めて4強で感激。ほんと試合ってよくわからんね。ちなみに足の爪は、左右とも人差し指の根元で死んでいた。

5月19日(金) 

 今週もよく働いた。今日は石澤さん親子と飲んだ。なぜか急に飲もうと連絡あり、仕事を終えてから上野の串ごろっていうチェーン店の開店直後の店に行ってきた。どうも、気楽に飛行機に乗ってこれをするということもなく気軽な旅にちょくちょく出ているらしい。そして、二泊ともカプセル泊とのことだった。ホントに気楽でいいよねぇー。ともきも来てくれて三人で飲んだ。ともきもりっぱな社会人になっているようだ。やはり、久々に人に会うと、時が過ぎるのを感じる。

5月20日(土) 

 あんだけ飲んで、また家に帰ってウィスキー飲んだもんだから、夜中にのどが渇いて起き、起きた時は頭痛があった。でもなんとかゆったり過ごしたので、午前中で体は快方に向った。14時からのスマッシュは最初は体重かったが、徐々に体が正常に動くようになってきて、何とか過ごせた。最後の20分はs向さんたちと混ざってのダブルスだったが、やはりすごい球だ。こんなスピードで来られたらたまらない。明日は行田ダブルスだ、7チームの総当たりだから、ずいぶん豪勢に試合ができる。楽しみだ。

5月21日(日) 

 朝起きたら痛風の発作になっていた。昨日はテニスの時何か足がもつれて変だなぁーと思っていたけど、やはりこうゆうことなんだなー。くるぶしを中心に足首に激痛がある、最初は無理して動かしてみたがやはりどうにもならない。ロキソニンを飲んだがそれほど良くならない。あきらめて、奥さんに相談しy崎さんにダブルスの代わりをお願いしてもらった。昨年末から薬もやめてきたが、はやり仕事のストレスとフランス旅行からの毎日飲酒が祟ったようだ。それと、三日間やめて今週末に上野で馬鹿のみしたのも悪かったんだろーな。先週から足首痛かったからもっと気を付けておくべきだった。あーあ、今日は何して過ごそうか。

5月22日(月) 

 さて、今週も忙しい。こんな中うちの奥さんはさやかの子供と一緒に八ヶ岳の風かっていうホテルに泊まりに行ってる。いいよなー気楽で。しかも、ウェルカムビールやピザのあるような高級ホテルだ。こっちはもうじめじめと暑いし、痛風の再発怖いって状態なのに、キリっと涼しい景色の良い高原で、フレンチのフルコースだ。男ってほんと大変だよねー。

5月27日(土) 

 昨日からさやか、ゆきのが子供連れで泊まりに来ていた。今日10時から梅狩りに行くためだ。昨日の夜は孫たちと散々遊び、10時まで起きていて、一緒に寝たので、まあ朝は遅くまで寝ているだろうと甘く考えていたが、やっぱり今日も6時前に起こされて公園に行ってきた。そうたやはるきは虫に興味を持つようになってきたので、しんしゅく公園で虫を探してみたが、これといった大物が見つからない。最近は虫まで少なくなってきちゃったんだね。朝飯を食べた後は、俺は道志村のテニス合宿に出発した。やはり、8時半の出発は八王子JC手前で20kmの渋滞だ。結局12時にやっと民宿に到着することになった。午後はフリーコートでm岡さんと散々ダブルスをやりきった。夜の宴会は相変わらずだが、今回のみなさんのお土産日本酒はどれも高級酒だった。おかげで17時から飲み始めたが、夕食後20時くらいにはすでに記憶がない状態だ。

5月28日(日) 

 どんなにいい酒飲んでもやっぱり量を飲めば二日酔いだ。おまけにあごには殴られたような感じのできものがあった。最悪の日曜日の朝だ。午前は、生年月日による春夏秋冬のチーム戦にて3試合。どんなに二日酔いでもやっぱりきっちり勝つ。今回は二試合目はs川さんの奥さんと組んだが、これもなんなくクリアー。まあ、みんなお年寄りは昨日のうまい酒を飲み過ぎたようだった。