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南牧村ー立岩

 

 

 

 

4日(月)  

 正月最後の休日、奥さんとシロをつれ、群馬県南牧村の立岩へとトレッキングに行ってきた。急きょ決めた行先だが、中級と記されていた難易度はとてもそんなレベルではない。登り当初の急こう配と順路の不明確さ、断崖絶壁の順路、頂上付近の強冷風や足元の緩い山頂付近の急こう配で、あやうく遭難しかけた。やっぱり、山は十分な準備をして臨むべきだ。十時半に上り始めてやっと登山口にたどり着いたのは午後の4時だ。気軽なトレッキングから命を懸けた冒険になってしまった。おかげで哲学はできずじまい。でも、変化に富んだ山肌と頂上付近からの槍岳の景色や行ったり来たりの登山での疲れはとてもいい。下山後の線ケ滝のエレガントな景色は心をしびれされる。帰宅途中は、秘湯勧能温泉によってみたが、電話にも応答なし、それらしき建物もなく、疲れもあったのであっさりと諦めた。代わりにこんにゃくパークに行き、こんにゃくの無料バイキングを試してみたが、これはうまいし、どんなに食べても健康的でしかもタダ。こりゃ最高だ。しかし、南牧の山はどれも個性的な岩山だ。トレッキングコースの宝庫だといまもまって知った。下左写真は登山口付近だが、すぐに急斜面となる。最初から息を切らして登り始めることになった。右写真は簡単な丸太橋だが、シロは怖くて渡れない。

数十分登るとこんな壁面が見えてくる。立岩たるゆえんだ(左写真)。そして右写真は、頂上までの中継地点の不動滝だ。これは圧巻の景色。数十メートルのたかさから落ちる水滴上の滝は豪快だ。

ここいらから、通常コースがわからなくなった。不安なまま、足場の悪い急坂をはいつくばって登って行った。右写真の右手は断崖絶壁。木が多いとうっかり見落としてしまいがちだが、落ちたら助からない。

コースに自信がないながらも奥さんの決断で何とか復路を探している。心なし俺の顔は青ざめてる。右社員は、北の斜面。南の斜面と打って変わって積雪が厚い。冷たい風が吹き付けてくる。準備不足、コースの迷い、に合わせてこの景色で一層焦りがましてきた。このときは遭難した場合をあれこれ想定してみた。

何とか元来た道にたどり着き、復路を確信した。登山口まであと1時間弱だ。

登山口に戻り線ケ滝の見学に行く。安堵感でこの滝の優雅な輪郭が更に際立ってくる。温泉は入りそびれたがこんにゃくパークに寄ってきた。右写真は、無料バイキングの各食材、これがタダなんで驚きだ。味もすごくいい。