23日(木)−25(土) 能登旅行
新幹線で能登に二泊の旅に行ってきた。思っていた通りの能登は食と職の地、そして以外だった能登は革新的な地だった。やっぱり関西圏は、奥が深くて面白い。半島を一周してみて回った観光地は、そこそこ。まあ、ありのままを楽しむスタイルがいいのかもね。でも冬にも着て回ってみたい、特に文化・風俗にはもっと近寄ってみたい場所だ。初日は、金沢からかがり火に乗って加倉温泉に着き、ここで和倉温泉街を観光、海鮮とケーキを食べ、能登島を一周してきた。そして、七尾のホテルに宿泊。ここでふらりと入った料理屋は、埼玉出身のオーナーだった。ここのお造りは最高だった。オーナーが3時起きで漁場で買い付けに行くという魚は、香りが強く、味が凝縮している。肝に会えた刺身は最高だった。下写真、早速かがり火で金沢駅で買ったワンカップを開けた。これがうまい!。二名目のバックはあの有名な加賀屋さん。もっと和風のイメージだったが、意外にビルだった。まあ、高い宿泊料払って無理に止まらなくてもと。三枚目は、まれのモデルになったとかいうケーキ屋さんのケーキ。これは、小さいのに値段も味も強烈だ。海鮮丼のあとだったので、胸が焼けた。4枚目は加賀温泉入浴施設の総湯。ここの湯質はいい。ナトリウムと同量のカルシウムが入っている。だからなのか、塩化物温泉なのにべとつかない。5枚目が七尾の朝漁れ一番哲のお造り。焼き物、ご飯ものも食べたがネタだけでなく、料理に工夫があり、腕がいい。さすが埼玉県からの移住者だ。
二日目は、七尾近辺を探索後、能登半島東海岸から輪島に向かった。しかし、七尾でふらりと入った山の寺社群は、最高の場所だった。やはり、歴史の深い現在の辺境の地、寺社は、ほんとに大切にされ生活の一部として機能している。ここは、建物の彫刻などよりむしろ周りの環境が素晴らしい。閑静な管理された竹林や遊歩道、そしてなにより境内や遊歩道にびっしり生えたきれいな苔。遠くから聞こえる木魚の音。これこそ哲学ができる環境だ。海岸沿いを走りながら、九十九湾、恋路海岸、見附の杜、塩田村、千枚田と回ったがまあ、そこそこ。無理に観光地することないのに。それより、地元の人ともっと話せる場所を作ったらいいと思う。そして、二泊目の宿泊地、輪島の漁師の宿城兼に到着。ここの漁師料理は、これまた海鮮づくし、能登の魚はうまい。そして料理もいい。やっぱりあご出汁や魚醤のいしりが料理のポイントかな。
翌日は、輪島の朝市、漆器会館、漆器美術館、そしてここで見つけた魅力的な漆器を創る山元漆器清巧堂さんと立ち寄った。今回は奥さんの生死を振り切り、ぐい飲みセット4万円を買っちまった。しかし、輪島市内も伝統的な黒い木製の外壁の家が多い。特に漁港の町では、大きな萱(?)を使った風よけのフェンスが各家の海側をびっしり覆っている。静かで深い街並みだ。町の人も親切だし、漆器やの大女将なんかは能登の穴水の出身だそうで、きりっとした気丈な性格が言葉使いに現れる。でも、60歳位の日展受賞の息子自慢するところは少しかわいい。昼前に輪島を出て、男女滝、鳴き砂、ヤセの断崖、巌門を見て回り17時半のかがり火で帰宅。また、特急新幹線ではすきすきの社内で宴会状態。高崎の駐車場から家までは奥さんに運転してもらった。