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2025年8月2-4日

パノラマ銀座縦走

               

 

 

 

 

2日(土) 北アルプス縦走初日 

 5時前に起き、タクシー会社に連絡を取り、軽い朝食後、5時45分に出発。2,3十分で一の沢登山口の崩落現場手前に到着。6時半、ここから常念登山のスタートだ。登山口には30分程度で着きここから沢渡りルートとなる。35度位の猛暑だが、沢からの風はひんやりして気持ちいい。こんな感じの環境の良い登山道が6,7割を占める。でも、さすがに胸突き8丁辺りからは急登だ。女性陣も良く登ったなぁ。12時過ぎ、稜線にでるとそこは常念小屋の目の前だ。今回はここですぐに雷鳥の出迎えを受けた。まるで待っていたように飛んで来て辺りをうろうろする。しかも親子だ。こんなに警戒しないのはやっぱり日本人の人徳だね。他の地域ではあり得ないことらしい。小屋で荷物を置き早速山頂アタック。見た目の雄大さに対し、足元はゴロゴロ岩の歩きにくい登山道で、傾斜も見た目より急だ。また、山頂は完全な岩場で落ちたら無事に戻れることはない。なんとか登頂し、さて下山。ゴロゴロ岩の危険度は下山時に発揮。浮石に乗って転倒したら年取った体は破壊される。しかも雄大な一定の傾斜なのでいっこうに進んでいなさそうに感じ、焦る。初心者登山にはきつい山だと知った。なんとか15分前に山荘につき、すぐに食事し、ラッキーな4人部屋にて就寝。でも、下山時に神経を使ったせいか朝までしっかり眠ることはできなかった。

3日(日 北アルプス縦走中日 

 5時からの食事を済ませ、6時過ぎに燕岳への稜線歩きに出発した。当初は平らで整備された稜線を予想していたが、現実は厳しい。最初から2700m以上の横通岳にむけた急登となる。これはメンバーのメンタルをかなり削った。それでもここをぬければやはり高低はるが程度は小さくなった。そして、やはり稜線歩きは気持ちいい。だけど、低山の稜線に比べ高さも距離も桁違いなので、見た目の距離感、到達時間がかなり違ってくる。まずは稜線歩きの素晴らしさと厳しさを知った。それでもなんとか東天井岳を抜け、大天井ヒュッテに11時過ぎにたどり着いた。ここでも雷鳥の出迎えを受ける。しかし、なんてかわいい鳴き声なんだ。ここでは、ランチは注文するほど腹減ってないので、手持ちのおにぎりやカロリースナックでエネルギーを補給し、稜線歩き後半に突入した。すると今後は喜作レリーフに向けた急こう配のゴロゴロ岩の道だった。これには神経を使った転倒が重大災害に繋がる。そしてやっと下りきったと思えば、今度は梯子と鎖だ。この鎖は足場はわかりやすくきちっと足を運べるがやはり初心者にとっては恐怖の高所の鎖だった。混みやすいことともあり、メンバーはかなり無理して渡ったようだった。あとで話を聞いてその大胆さに背筋が凍った。その後も細くて切れ落ちた稜線や再度の登り返しなどが続き、なんとか蛙岩に到着。ここでは先行の登山者の間違えにメンバーが着いていてしまったり、〇山が一人で先に行ってしまい、呼んでも返事がないなど素人らしいミスを犯し慌てた。登山道を戻り正規ルートを見つけるなどの基本ルールで解決したが、いろいろあるねぇー。このあとは燕岳まで予想していた優しい稜線ルートにて15時前に燕岳山荘に到着。1850の遅い夕食までビール500ml、カップ酒2本でなんとか持ちこたえた。ここでは、二組用二段ベットにて気軽に寝落ち。3時半まで目を覚ますことはなかった。

4日(月 北アルプス縦走最終日 

 4時20分からの最初の食事に並んで朝食を取り、燕岳登頂と下山の一日がスタートだ。まずは6時過ぎに燕岳に出発する。昨日は、小学一年の男の子連れのお父さん、今朝は同じく小学生の娘と小学一年男子を連れたお母さん、と話したが、もう小さな子供の来るくらい幅広い年齢層を受け入れる山になってるんだねぇー。でも、お父さんもお母さんもかなりのベテラン風だったけどね。しかし〇山は誰彼となく面と向った女子供には全員に大きな声で話しかけ、隙あれば今回のルートやら登山口やら住所やら最後にゃあ出身地までも聞き出してくる。凄い特技持ってるよなー。実生活には役に立ちそうにないけど。燕岳は今年もきれいな山だった。特に女性はこの山容にあこがれるよねぇー。山荘に戻った際、4回目の雷鳥の出迎えを受け、三時間強で中房温泉登山口に下山した。そのあとは、崩落現場を超える無料ワゴン車に乗り、かなりまって1241のバスに乗りシャクナゲ温泉にて入浴し、安曇野の蕎麦屋で遅い昼食を取り、中央道では渋滞に巻き込まれたが19時に帰宅できた。