28日(日) 車中泊ぶらり旅1
今日は計画もせずのぶらり旅に出発。朝テニス後、キャンプグッズを積み込んで昼頃スタート。連休も三日目なので、それほどの渋滞でもないが、急ぐ旅ではないので、下の道を通る。行先は奥さんの気分で富士山麓の田貫湖。途中、サイボクハムに立ち寄って晩の焼き物の買い混み、湖畔についたのが17時過ぎ。早速場所を見つけバーベキューの準備を始めたが、雨が降ってきた。でもいつもの通り雨天決行。俺は傘、奥さんはカッパでやり過ごした。予想したほどの寒さじゃなかった。
29日(月) 車中泊ぶらり旅2
やっぱり湖畔の朝は最高だ。湖面に立つ朝もやと頭を隠した富士山の景色は良い。しかし、このあたりの水鳥は人を怖がらずどんどん近づいて来る。俺みたいにあのかも焼いて食ったらうめぇだろーな、なんで考える人間はこの辺りにこないからかな。
湖を一周してから、車に乗り次の行先を考える、昨晩使いものにならなかったガソリンコンロの代わりを買いに富士宮、温泉のある北の方、山中湖畔などあがったが、北に走ることになった。朝の散歩の途中、山を登って湿原までいったが、その先1.7km との表示で陣馬の滝ってのがあったが、俺はサンダル履きだったので、その時はあきらめた。車で走り始めてすぐに、その陣馬の滝の表示があったので、奥さんの指示で行くことになった。ここはミニ白糸の滝だ。苔の感じがすごくいい。あまり有名な観光地じゃなくても、この辺りにはいいとこ一杯ある。栽培してたわさびも食べたかった。
本栖湖をチラ見した後、奥さんのここ行この一声で富士芝桜に立ち寄ることになった。交通整理のおじいさんたちが、強引に車を止めていた。どんな暴力イベント会社なんだこれは。祭りの出店でさえ、こんなひどいことはしない。でも、ここはひどい。広大な敷地を伐採し、色あせたつまらない芝桜を見せ物にしていた。収支はどおあれ、インチキなイベント屋が子供だましに短期間でやった仕事ってのが透けて見えてくる。でも、こんなところにも外国人はいっぱい。俺たちは8時に入場し、く9時前には出たが、早い時間に数多くの車が出口に殺到していた。しかし、昨日この辺りはひどい渋滞だったが、その原因はこれだったんだ。自然がもったいない。今回の旅で各地域の若者がイベントものを立ち上げているのを見たが、どれもえっ、てな感じ。新しいものを企画しなくても、悪い部分を修正していくだけで充分なのに。特に大がかかりで、自然を破壊するものについては、十分な事前検討が必要だ。
後味の悪さを残して精進湖にいったが、ここにもフリーな車中泊スポットはたくさんある。でも、ここの環境はそれほどでもない。すぐに甲府への道に戻った。この道を北上していると奥さんよりおみよの湯ってのがありそこに行こうということに。確かに、10時前なのに、広い駐車場は、7割方うまっている。ここは甲府盆地が一望できる素晴らしい景色の露天風呂があった。お湯も何故かほうじ茶色で効能がありそう。成分的には塩化物浴に若干炭酸水素と炭酸塩が混じっている程度のものなんだけとね。温泉センターなのにこの心地よさはびっくりだ。帰りがけ、近くの農家で、ヤングコーン詰め放題で300円ってのを奥さんが見つける。こうゆうのが旅の楽しみの一つなんだよねー。
甲府にはあまり見るものもないし、東は自宅方面、南は富士山方面、西は名古屋方面でちょっと遠いので、更に北に進みことにした。そこで浮かんだのが松本城。いった記憶はあるが、いつ行ったのか思い出せない。なので、いってみることになった。でも、かなりの距離を走って松本市内にはいったら大渋滞。やっとのことで、15時過ぎにPに車を止め松本城に着くと天守閣への待ち時間80分との表示だった。さすが大型連休。こんなところまで大勢の人がつめかけるんだねぇ。しかし、外国人姿が多い。半分以上は外国人だったんじゃないかな。時間を持て余したので、意味がよくわからない開智学校へいき、そのあと陣馬の滝で食べたかったわさびの店にて、あづみののわさびとわさび漬けを購入。
車中泊スポットを探していたら、奥さん情報でアルプス公園がいいとのこと。すぐに向かってみた。ここは佐渡島の後半キャンプ場以来の絶好の場所だ。なんと駐車スペースのすぐわきにテーブルがついていて、ここで、思う存分バーベキューを楽しめる。しかし、公営の公園で大胆にも七輪、ガスバーナーを使い、長時間宴会する車は他に何処にもみつからなかった。みんな静かに車内でねるだけ。でもそれじゃ旅の楽しみ半減だ。市内のレストランでまずくて高いもの食べたりするんだったら旅にでないほうがいい。てなわけで、二日目の夜はっぱり深夜雨になったが、いい気分で大酒をのんでしまった。魔界への誘いをストレートで飲み、後半は記憶をなくしていた。翌日頭痛は久しぶりのひどさだった。
30日(火) 車中泊ぶらり旅3
娘たちが来るというので、急きょ自宅に戻ることになった。来るのは午後だから、何年ぶりかの鹿教湯温泉に立ち寄ってみた。昔行った記憶のある河鹿荘に行ってみたが、ここは初めてだった。しかし、昔からいい加減だった記憶がさらにひどくなってきた。松本から鹿教湯温泉まではなんと30分の近さだ。その道はまさに桃源郷。今回の旅は、山際の道を多く走ってきたが、手つかずの山の林と歴史的に手を入れた里の木々の若葉、それと今が満開の山国の花達。日本って最高な国だなぁって思わせてくれる。こんな国はホントにないのかもね。まあ、日本人の価値観だからそうなんだけど。温泉街ではフリーマーケット開催のため、無料駐車場は使えない。こんな迷惑かけるくだらねぇイベントはやめちめぇー。この自然に囲まれ、歴史ある、温泉病院ある鹿教湯のお湯は最高だった。帰宅するとゆきのの産前産後用品の持ち込みっていう触れ込みで、二人の娘と孫が家にいた。またこれから遠出できない季節が来る。スリランカ行きがキャンセルになり急きょ中国にしたもとからドローン撮影映像が送られてきた。やっぱり面白そーだなこれは。3日で終わったぶらり旅、終わってみて思うことは、ぶらり旅ではなく、奥さんの思いつきにふりまわされる旅だった。